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診療方針

循環器疾患とは、心臓・血管の病気のことです。具体的には心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全・脳卒中・大動脈瘤などを指します。このような循環器疾患を当院のような小規模の診療所で診る場合、その主な目標はこれらの病気の発症の予防であり、そのために高血圧や糖尿病、高脂血症などの治療を行うことになります。予防というのは将来病気が起こるのを未然に防ぐという意味です。

例をあげますと、高血圧を治療するのは、将来の脳卒中・狭心症・心筋梗塞・腎不全などを予防するためであり、今症状があるから(身体のどこかの具合が悪いから)治療するのではありません。糖尿病や高脂血症も同じで、自覚症状がなくても放っておくと先に述べたような心臓血管病が起こるから、それを未然に防ぐために治療するのです。

しかし患者さんにとっては、今どこも具合が悪くはないのですから、なぜ治療をしなければいけないのかピンと来ませんし、治療してもその効果をあまり実感できません。例えば糖尿病の薬を飲んだからといって体調が特別に良くなるということも普通はありません。これが予防医学の難しいところで、効果を実感しにくいからこそ高血圧や糖尿病、高脂血症の治療には患者さんの十分な理解と納得が不可欠なのです。

当院では、高血圧や糖尿病、高脂血症の治療を開始するにあたって、なぜこれを治療しなければならないのか、治療しないとどうなるのか、治療するとどうなるのか、治療はどのように行なうのかを、最新の正確な医学的証拠(われわれの用語でエビデンスと呼びます)に基づいて、時間をかけて分かりやすく患者さんに説明することを心がけています。もちろんこれは循環器疾患に限ったことではなくどんな病気についてもいえることです。当院では病気についての可能な限り正確な情報を患者さんに提供し、その上で患者さんと十分話し合いながら治療方針を決めていくことが大切だと考えています。

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他の施設との連携について

内科はすべての診療科の入り口となる科ですので、どのような病気でもまずはご相談ください。内科の病気であれば当院で診療しますし、他の診療科の病気であれば適切な病院を紹介します。また内科の病気であっても当院が専門でない場合や、循環器の病気でも重症で高度な治療が必要な場合には、随時適切な医療機関に紹介します。 


たとえば循環器領域でもっとも重大な病気のひとつである急性心筋梗塞では、高度な設備を持った病院で治療した場合とそうでない場合とでは死亡率が3倍以上違います。したがって患者さんが急性心筋梗塞と診断されたら、一刻も早く専門的な治療ができる病院に搬送しなければなりません。 


幸い諫早市内には、それぞれの専門を持つ立派な診療所がたくさんありますし、諫早総合病院をはじめとして高度な医療を行なう総合病院もあります。お隣の大村市には国立病院長崎医療センターや市立大村市民病院もあります。当院ではこれらの診療所や大病院と積極的に連携しながら、患者さんにとってもっともよい医療機関を紹介することを心がけています。

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満岡内科・循環器科
〒854-0004
長崎県諫早市金谷町4-1
TEL 0957-22-2927

満岡内科・循環器科 外観
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